2016年3月
世界を舞台に活躍されている人気ヘアメイクアップ アーティスト"モーリー"こと宮本盛満さんがKoh Gen Doの商品をご紹介。十数年にわたり使い続けているモーリーならではの使い方や発見をお楽しみください。
- ヘアメイクアップ アーティスト 宮本 盛満 Morimitsu Miyamoto
- 東京生まれ、パリ在住。伊藤五郎美容室で技術を学び、1991年に渡仏。パリを拠点に、パリコレクションやハリウッドなど、世界を舞台に幅広く活躍する傍ら、数々の専門学校で特別講師も行う。「美しさとは表面だけでなく、経験や人柄など内面から溢れ出るもの」その考え方とこだわりは、国内・海外から広く信頼を得ている。
今年も、『メンズコレクション』からスタートしたパリでのお仕事。テロ以降、警戒が厳しいパリですが、相変わらず世界各国から多くのファッションビクティムが訪れ、大盛り上がりでした。
メンズの多くはレディースとは異なり、いかにもバッチリメイクに見えるメイクをするわけではなく、至ってシンプルでナチュラルに仕上げます。このシンプル&ナチュラルに見えるメイクこそが、本当はとても難しいんです。ナチュラルメイクこそ、素肌感を引き出し、隠すところは隠さないといけないので、慎重にメイクを仕上げなければいけません。
ナチュラルメイクに欠かせないのが、ベースメイク!特にアジア人の肌は黄ぐすみで肌色のムラが目立つので厚塗りを防ぐ意味でもベースメイクは大切。
江原道のカラーベースは色ムラを均一にするだけではなく、保湿、ファンデーションのフィット感が高まるので乾燥の強いヨーロッパでは大活躍です!
今回『メンズコレクション』では、若い男性モデルに、ファンデーションを塗らずカラーベースでクマ、肌の赤みを取り除いただけ。それでいて、とてもきれいに仕上がり、軽く保湿クリームを塗っただけなのに、こんなに変わるのか!!と驚かれたぐらいです。
数年前にシャンプーのコマーシャル撮影でチェコに行きました。ハンドモデル(手のみ写るモデルさん)が、美しく仕上がった髪を手でなで下ろすシーンを撮影しました。モデルさんは自分の手にファンデーションを塗り、髪を触ろうと…ところが今はハイビジョンの時代!ファンデーションを塗っていることがくっきり映ってしまう可能性がありました。そのため、手についたファンデーションを拭き取り、カラーベースを塗って撮影。彼女の手は自然に美しく映り、その仕上がりに本人も驚くほど!「残りのカラーベースを購入したい」と言われ、プレゼントした思い出があります。笑
メイク講座の時に、度々言う言葉があります。「お家の土地(土台)がしっかりしていないと、どんなにきれいなお家でも崩れやすくなります。メイクも基本(土台)が大切。肌!素肌が大切なんです。」カラーベースで保湿をし、色ムラを無くし、少量のファンデーションで崩れない。それでいて素肌に負担をかけない…そんな肌思いのメイクが、今後ますます要求されることでしょう。だから、カラーベースは、1年を通して必需品なのです!
カラーベースを上手に活用して、「シンプル&ナチュラルメイク」を楽しんでくださいね!!
カラーベースは顔だけと思っていませんか?今すぐ膝、肘を見てください~~~!
大きな色ムラ、ありませんか???笑
モデル、女優さんにも膝、肘の色ムラがあります。年齢を重ねると特に目立って来ます。でも…あきらめないで!笑
僕は肘や膝もボディークリームに混ぜて塗りまくります。
ノースリーブの時の丸見えの脇、意外と黄ぐすみがひどいんですよ!そんな時、カラーベースを混ぜて塗るときれいです。
ハンドクリームを手に塗る時、カラーベースを混ぜて使用すると、手のトーンが上がり上品に。指輪の宝石も一段と華やかになること間違いなし!です。
2016年3月