
死ぬことさえ、許されない。ならば、運命を斬り開くまで。
あの日、あの時、何かが狂い始めた──。
仁義と愛慕。武士道と政道。組織と個人、そして男と女。生きるほどに生じる運命の不条理を、江戸の世を舞台に静謐な筆で描き切る藤沢周平"隠し剣"シリーズ。中でも現代に通じる傑作と名高い「必死剣鳥刺し」が、名匠・平山秀幸の手により、人間普遍の物語として甦る。剣豪ゆえに陥る宿命に対し、最後は己を爆発させる主人公の姿は「人生のままならなさ」、「人はいかに命を全うするか」という永遠の問いを観る者の胸に刻みこむ。そして文字通り激烈なクライマックスは、邦画史における新たな神話となるであろう。
悲運の剣の達人・兼見三左エ門に今スクリーンで最も輝く男、豊川悦司。三左エ門の姪でありながら、密かに想いを寄せるヒロイン・里尾に池脇千鶴。さらに吉川晃司、戸田菜穂、村上淳、関めぐみ、小日向文世、岸部一徳という個性あふれる実力派が勢ぞろいし、情緒纏綿たる世界がここに見事に誕生した。

医療制度の深部を鋭く描いたベストセラー小説「孤高のメス」が衝撃の完全映画化。
現代医療が抱えるさまざまな問題を浮き彫りにしながら、患者の命を救うことだけを願う医師の信念と、その一途な想いが周囲を変えていく軌跡を丁寧に描き出した、感動の医療ヒューマン・ドラマ。物語は20年後の現在、当麻を支えた看護師・浪子が遺した日記を、新米医師である息子が読み進めるかたちで回想される。そこには、医師として当たり前のことを当たり前にする当麻の生きざまと、親から子へ信頼と命をつなぐ愛のドラマが、しっかりと綴られている。いま、自分がここにいるのは、大切な誰かの存在があったからこそ。観終わって、そんな命の価値にあらためて気づく、珠玉の感動作が誕生した。

主演には、その安定した演技力で数々の映画、TV、舞台に出演する堤真一。そして、共演陣は夏川結衣、吉沢悠、中越典子、成宮寛貴、余貴美子、生瀬勝久、柄本明などの豪華実力派俳優が集結した。
監督には、「クライマーズ・ハイ」(脚本)、「フライ、ダディ、フライ」「ミッドナイトイーグル」(監督)等を手がけた俊英、成島出。原作は、自身が現職の医師という肩書きを持ち、誰よりも医療事情に精通している大鐘稔彦。実際に生体肝移植を執刀している医療チームの監修による、忠実に再現した手術シーンも見どころである。
一流のキャスト、スタッフが望む本格医療ヒューマンドラマがスクリーンに誕生する。

ボクシングに賭けた少年たちの熱い友情と、それぞれの栄光。
2008年6月に発表後、数々の有力書店にて新刊ランキング1位を記録し話題となった大ヒットスポーツ青春小説「ボックス!」が待望の映画化!
主演に「ROOKIES-卒業-」で大ブレイクし今や国民的人気俳優の市原隼人。常にまっすぐな姿勢で役作りに臨む市原が、数ヶ月の過酷なトレーニングと気合の坊主頭で挑んだボクシング。大阪の高校の体育科に通うボクシング部のエースにしてやんちゃな天才ボクサー・鏑矢義平こと“カブ”を演じます。
また、鏑矢の幼なじみで彼の強さに憧れボクシングを始める気弱な優等生・木樽優紀こと“ユウキ”に、高良健吾。今年は、「BANDAGE」、「ソラニン」、「ノルウェイの森」と話題作が次々に公開される注目の俳優・高良が、持ち前の生真面目さで愚直な鍛錬を重ねていく優等生ボクサーを爽やかに演じます。
さらに、本作には谷村美月、香椎由宇、筧利夫ら話題の豪華キャストが顔を揃えました。
本作を監督するのは、「デトロイト・メタル・シティ」でメガヒットを放った李闘士男。“闘う”エンターテイナーとして本作の演出に挑みます。
笑って、泣いて、ぶつかりあって、そしてラストには爽やかな一陣の風が
吹く―。新たなる青春映画の金字塔がいま誕生します!

生きる道、きっとある―。
ある日、突然── ひとりの老人が家を捨てた。孫娘、春があとを追った…。
春四月とは言え、まだ寒さ厳しい北海道から東北・宮城へ。七十四歳の老人と十九歳の孫娘が、親類縁者たちを巡る旅に出た。
祖父と孫娘の二人旅― それは、祖父・忠男にとって、過去の事実や感情と向き合わざるを得ず、孫娘・春もまた、祖父の肉親葛藤をまざまざと見、そこから目を背けるわけには行かない。
生きる道を探し求める老人と孫娘の姿は、愛おしく美しい。
人は人に寄り添って生きていく。良いときも、悪い時も――。
原作・脚本・監督は、世界各国の国際映画祭で多くの受賞歴を持つ小林政広。十年越しの企画が、日本映画を代表する名優たちを迎えてついに実現。主演の仲代達矢は「約150本の出演作中、5本の指に入る脚本」と明言して渾身の演技で挑んだ。孫娘・春には、若手演技派の徳永えり。さらに、大滝秀治、菅井きん、小林薫、田中裕子、淡島千景、柄本明、美保純、戸田菜穂、香川照之など豪華名優が競演。順撮りオールロケーションの映像は限りなく美しく、佐久間順平による、清冽繊細かつ雄大にして優しさに満ちたテーマ曲が全篇を満たしている。
生きることは厳しい。しかし人生には、その終焉にですら、誰もがたどり着ける暖かな場所が準備されている──。そんなありふれた事実を真摯に、切実に綴り、生きることとは何なのかという永遠不滅のテーマを孕んだ骨太かつ繊細な日本映画が誕生した。

心が変われば、人生も変わる。おもいっきり笑って、泣いて、元気になれる。最高の人生応援ムービー登場!
日本を代表する監督を次々と発掘してきた“ぴあフィルムフェスティバル”。そのPFFアワード2007で『剥き出しニッポン』がグランプリを受賞し、アジア・フィルム・アワードにて「第1回エドワード・ヤン記念 アジア新人監督大賞」を受賞。本作が第60回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に招待を受け、いま世界中から高い注目を集める26歳の本格派監督・石井裕也の商業映画デビュー作。世相を鋭く反映させながら卓越した演技力で、逆境に立ち向かってゆく人たちの姿を独特のユーモアを交えて生き生きと描いた人間ドラマが誕生した。
主演は、09年に『愛のむきだし』等で映画賞を多数受賞した若手実力派・満島ひかり。受難に立ち向かう等身大のOL佐和子役を圧倒的な演技力で魅せる。ダメ男だけど憎めない彼氏の健一役に、映画、TV、舞台で幅広い役柄を自在に演じきる遠藤雅。父親・忠男役に「THE3名様」のパフェおやじ役で若い女性からも人気の志賀廣太郎。叔父・信夫役に、劇作家、演出家、映画俳優など多岐に渡り活躍する岩松了。ほか個性豊かな俳優陣がそれぞれの濃い登場人物たちを実に味わい深く演じている。

「てぃだ(太陽)」が「かんかん」照りという“幸せの象徴”を意味する沖縄コトバを冠した本作は、サンゴ礁の移植産卵を世界で初めて成功させ2007年環境大臣賞・内閣総理大臣賞をダブル受賞した海のヒーロー「金城浩二」の“奇跡”までの10年間を徹底取材し、彼とその夢を愛する人々が歩んできた実話をベースに映画化した感動のストーリー。
主人公・金城を演じるのは、ナインティナインの〔岡村隆史〕。自身もダイビングが趣味で海を愛する岡村は、不器用で情けない男が滅びゆく自然に立ち向かう実在のモデルを熱演。国民的タレントとしての顔を封印し映画俳優として見事な役作りに徹している。金城の妻役には『フラガール』『容疑者Xの献身』などで女優賞を総なめにした〔松雪泰子〕。包み込むような優しさで、何度も負けそうになる夫を支える強く美しい女性を演じる。そして、ふたりを見つめ支える人々には原田美枝子、國村隼、吉沢悠、長澤まさみ、渡部篤郎ら豪華で多彩な顔ぶれがそろった。
監督は、『デトロイト・メタル・シティ』の大ヒット以降、本作に続き『ボックス!』と映画監督としての活躍が目ざましい〔李闘士男〕。
沖縄の太陽の下、美しい海の情景、そこで逞しく生きるふたりの愛の絆の輝きを結実させるクライマックスのサンゴの産卵シーン。観るもの誰もが幸せな気持ちと余韻に浸れる新たな感動作がいま誕生した。

時代と世代を超えて、多くの人々を魅了してきた「時をかける少女」。SF短編小説として生み出されてから45年間に渡って幾度となく映像化・映画化されている名作が、原作者・筒井康隆氏自らの「ダイナミックに過去へ時をかけてみれば?」というアイデアと、「原作発表当時の感動を今の世代にも伝えたい!」という製作陣の想いが実を結び、今、原作小説の“その後”を描く新たな物語として生まれ変わった!
本作の主人公は、原作の主人公・芳山和子の一人娘、芳山あかり。大学進学を控えた彼女が、入院中の母に代わって、1970年代にタイム・リープ。その目的はただひとつ―昏睡状態に陥った母の初恋の人・深町一夫に出会うため…。自分と同世代の若きの母と、幼い頃に別れたきりの父との意外な青春時代。そして、深町探しに協力する映画監督志望の大学生・涼太の存在。電話もメールもない時代に生きるさまざまな人々との出会いを通して成長していくあかりの青春が瑞々しく、感動的に描かれていく。

誰が、彼を救えるのか。首相暗殺犯に仕立てられた無実の男の大逃亡劇。
首相就任凱旋パレード中に突然起こったラジコンヘリによる暗殺事件。その場に居合わせた青柳は、次々と出てくる身に覚えのない証拠とともに、無実の暗殺犯に仕立て上げられていく。なぜ!誰が!何のために!!厳戒な警備網が敷かれた仙台市内を、青柳は2日間にわたって逃げ続けることになる…。2008年「本屋大賞」に輝いた伊坂幸太郎原作のスケール感溢れる同名小説を、『アヒルと鴨のコインロッカー』『フィッシュストーリー』の中村義洋監督が圧倒的なエンターテイメントとして映画化。

時代を超え、今なお愛され続ける文豪・太宰治。
生誕100年を迎える今年、彼の代表作にして最高傑作である「人間失格」が、日本映画界が誇る最高のスタッフ&キャストによって、青春ドラマとして、ついに映画化。
過剰な自意識に苛まれ、世間となじめない主人公・葉蔵を演じるのは、映画初出演にして初主演を飾る生田斗真。これまでのイメージを覆す難役に挑み、女性のみならず同性をも惹き付けるカリスマ的な魅力にあふれた葉蔵を演じきる。主人公を、刹那的な生活に引きずり込む悪友・堀木役に伊勢谷友介。原作にはないオリジナルキャラクターとして登場する詩人・中原中也役には森田剛。そして、葉蔵と美しくも儚い恋愛模様を繰り広げる女性たちには、寺島しのぶ、石原さとみ、小池栄子、坂井真紀、室井滋、大楠道代、三田佳子ら名だたる女優陣が集結。監督は『赤目四十八瀧心中未遂』の荒戸源次郎、撮影には米・アカデミー賞外国語作品賞に輝いた『おくりびと』の浜田毅が参加している。
文藝エンターテインメント『人間失格』で、101年目の<見たことのない太宰の世界>を目撃することになる―。

走って、こけて、また走る、そんな主人公の姿を激動とユーモアを持って描き、圧倒的支持を集めた花沢健吾原作のコミック「ボーイズ・オン・ザ・ラン」。
どこまでもまっすぐで不器用な主人公・田西を演じるのは、自身も原作の大ファンである峯田和伸(銀杏BOYZ)。田西に全力で体当たりし、キャラクターに息吹をあたえ、見事、生身の人間にした。さらに、ヤリ手でデキる男・青山に松田龍平、純真ながら、徐々に女の妖気を発するちはる役に黒川芽以、田西の応援者たちにYOU、リリー・フランキー、小林薫ら豪華で個人的なキャストが顔をそろえた。
この傑作に初メガホンで挑んだのは、劇団「ポツドール」の主宰・脚本・演出である三浦大輔。舞台「愛の渦」で岸田國士戯曲賞を受賞。低俗で下品なものの中に潜む“人間の本質”を徹底的にえぐり出す、過激にも見える表現は、演劇界を賛否で熱狂させた。本作でもその才覚は冴え渡り、純粋な恋心と勝てない性欲、人間関係を思う存分ぶつかせながら、見事なエンタテインメントへと昇華させている。新たなる才能、まぎれもない青春映画の傑作がここに誕生した!!
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