
パリはファンションの都、といわれますが、本当にファンション
関係のイベントや展示会が、年間を通して多い街です。
プレタポルテ2回。オートクチュール2回。
メンズコレクション2回――と、1年のうちに6回もあるのが、パリコレです。よく皆様が、雑誌等でご覧になるのは、この6回のうちのプレタポルテの画像でしょう。
毎年1月になるとパリコレはスタート。
オートクチュールの後、メンズコレクションと続きます。
そして、すぐに3月にプレタポルテが始まり、私もカメラを
抱えて、コレクション会場からコレクション会場へと、
毎日走りまくりの日々です。
今回は、メンズコレクションの様子をお届けします。モデルが歩くシーンを激写するカメラマンたちは、早めに会場に入り、
カメラマン席の中でより良い場所を確保します。
カメラマンは、世界各国から集まった荒くれ男たちばかり!
場所取りやカメラの高さなどの問題で、殴り合いのケンカになることもしばしば。特に人気ビッグメーカーの会場では、毎回、
各国語で怒鳴り合い&つかみ合い!です。
華やかな舞台の裏は、すさまじいものです。
あっ、すみません!皆様の夢を壊すようなことを申しました。
今回のメンズコレクションの傾向としては、伝統の中に何かの差を出そうと各ブランドががんばっていたようです。男子の服は、女子に比べてアイテム数が少ないのでデザイナーは、大変でしょうね。
ショーのカメラマンの特権としましては、ランウエイでモデルの私服姿と本番が見られることでしょうか。
「さっきのあの素朴な少年が、こんな素敵なムッシューに変身!」と驚きます。
「馬子にも衣装」とは、まさにこのこと。
でも、衣装だけではダメなのです。男性モデルも、すっぴん時とメイクアップ後では、まったく違います。まるで別人!メイクの力はほんとに偉大ですね!

斉藤順子 YOLLIKO SAITO
写真家。パリ在住。
ヨーロッパを中心に世界各国で、モード、ビューティー、料理などの撮影を手がけ、雑誌・広告で活躍中。
ヘリコプターからの空撮が得意。20数年来のマクロビニストでもある。
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