


めっきり秋めいてきた、こちらNY。
ひんやりした空気や高い空の気配を感じるにつけ、自然と気持ちが引きしまります。
自分自身の知性・教養などの内面的充実と、それを分かりやすく表現する外見的プレゼンテーションとイメージのあり方を振り返って、リファイン、リブランディング、そしてさまざまな知識や情報、アイテムを自分の頭に心にクローゼットにインストールする、そんな季節です。そう、さまざまな刺激を受けつつ、自分をより高めていきたい意欲がどんどん湧いてくる、人間も季節も深まる、実りの秋。
NYにおける、この季節の風物詩とも呼べるのが、New York Fashion Week。Bryant Parkに張られたテントを中心として、あちらこちらで行われるショーの数々で有名ですね。そして、さらに今年は、その初日であった9月10日の夕方から、「Fashion's Night Out」と銘打ったイベントが。多くの有名ブランドが参加し、夜の11時までお店を開けて様々な趣向を凝らした催しを行ったり、セレブリティの登場があったりと、fashionで盛り上がった一夜となりました。
「Fashion's Night Out」は、昨年来の経済不況で大きな打撃を受けたファッションブランドが、活気を盛り返し、経済効果を上げるための試み。またFNOオフィシャルT-シャツは、売上の40%がその翌日の9.11に「The National September 11 Memorial & Museum」に寄付されました。このことで、ファッションやビューティーがただの上辺だけのものではないのだと、ブランド自らがイベントを通して、社会に対する姿勢を示したのではないでしょうか。ファッションというものが、ただの贅沢や自己満足ではなく、きちんと必要とされるだけの何かであることをも再認識させられた気分です。
そして、見ることや身に着けることで、明らかに実体験としてわかる素晴らしい外用薬であるのがファッション。それは私自身が長年行っているイメージコンサルタントとしての仕事の現場で、何度もクライアントに起こることでもあります。その効果とマジックを目の当たりにして、アドバイスしている私自身が、毎回一番驚いています。自信を持たせ、いい緊張感を与えるには、やはりTPOや立場にふさわしい外見づくりが必須です。装いが変わることで気持ちの持ちようが変わり、表情や振る舞いさえも見る見る変わる。そこにはファッションが不可欠。それに、やはり、理屈抜きで楽しくなり、気持ちがポジティブに、フワーっと上がるあの極上のシャンパンのような力は、生きてゆく上の快感的な楽しみとして必要なのだと思います。


いくつかショップをホッピングしながら、中でも長居したのは、Barney's New York、Tiffany、Prada、D&G。好きなブランドで、それを好きな美しい人々がそれぞれに装って集まり、シャンパンやカクテルを片手に気持ち良さそうにミングルしている様子を、私もシャンパン片手に見ている。これぞ贅沢な時間。ファッションは立派なお薬ですね。そう、だから「たかがファッション、されどファッション」。

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国際イメージ・コンサルタント/株式会社リアルコスモポリタンCEO
アメリカ・ニューヨーク市在住。国際的な社会における豊富な経験・幅広いコネクション、ワールドワイドな最新情報を持ち、NY・東京の二大拠点を中心に、トップエグゼクティブ・財界人・セレブリティーをクライアントに持つ。世界基準の外見演出と社交におけるパーソナルイメージのコンサルティングや研修で絶大な信頼を得ている。著書に『NY流 魅せる「外見」のルール』(秀和システム)。また、国際的な成功を目指すエグゼクティブ・パーソン向けDVD「アピアランス(イメージ&装い)ルール・マネジメント」『Premium Image Management for Men』(ソニーPCL)の監修も。
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