Ooh la la!とは>

ヘアメイクアップアーティスト

宮本 盛満Morimitsu Miyamoto

東京生まれ、1991年に渡仏。パリコレクションを始め、数多くのファッションショーや雑誌、広告など、世界を舞台に幅広く活躍中。美容イベントやセミナーで講師を務めることも多い。「美しさとは表面だけでなく、経験や人柄など内面から溢れ出るもの」を信条とするメイク技術、こだわりは、国内・海外プロフェッショナルから広く信頼を得ている。パリ在住。

Volume.3
パリコレで Ooh la la!

Ooh la la ! 皆さん、お元気ですか?第3回目は、ひと足早く「2019年春夏のトレンド」をご紹介。ヘアメイク 宮本盛満の視点でお届けします。

ヨーロッパの心地よい夏が過ぎ、季節が秋へと深まりつつある頃、フランスはパリコレシーズン(プレタポルテ)の到来となります。

僕は、20年以上前から、それぞれ半年に1度、新しい季節が始まるタイミングで、パリメンズコレクションとprêt-à-porter(プレタポルテ)にヘアメイクとして携わってきました。今年は、9月24日(現地時間)からprêt-à-porterが始まりました。


<夕暮れをバックに秋のセーヌ川>
Photo:Morimitsu Miyamoto

2019年春夏ファッションは、新たな潮流の兆し

ここ数シーズンの大きなトレンドとして流行しているストリートファション。特に絶大な人気を誇っているのがGUCCI、BALENCIAGA、GIVENCHY、KENZO。若い世代を始めファション業界から高い評価を得ています。これらのブランドの共通点は、カジュアルシックな着こなし。長年クラシカルな着こなしが敬遠され、よりカジュアルに、より自由に、新しい素材で…といったアプローチが、今も続いています。


<ファッションショーのバックヤード。モデル、取材陣、多くの機材…ショーの慌ただしさが伝わります>
Photo:Morimitsu Miyamoto

そんな中、2019年春夏のパリコレは、全体的に新たなアプローチがスタートしてきたように思います。多くのブランドで見られたのがネオテーラードとモードアスレチック。今までのカジュアル、グランジ、スポーティーなテイストから、モードの原点とも言われる職人の手仕事的な仕上がりやクラシック テイスト、そして動きやすく洋服そのものが人の美しい体のラインを作り上げる…そんなテイストに挑むメゾンが多く見られました。

傾向としては、引き続き、モードをきらびやかに演出する多くの仕掛けがあります。かつては、春夏コレクションといえばカラフルで多彩な色を使うことが定番でしたが、今回は、多くのメゾンが「黒」を基調としており、暗くなりすぎない様にスパンコール、シルバーやシルバーライン、ゴールドが用いられ、モード感を高めています。


<ベーシックなラインのドレスに、職人たちのクラシックな手仕事がキラリと際立ちます>
Photo:Morimitsu Miyamoto

ファッションショーは、単に洋服の新作を発表するだけの場ではなく、これから流行る、流行らせたい色や、メイクトレンド、そして社会に対してのアピールの場でもあるのです。

 

2019年春夏 メイクのトレンドは…?

僕の参加したメゾンも同様ですが、洋服の潮流はクラシックが主流の中、メイクは完璧なまでに健康的なイメージが多く見られました。


<左:素肌感と艶感を重視したベースメイク><右上:口もとは控えめメイク><右下:ショーを静かに盛り上げる影の立役者たち。アクアファンデーションや、モイスチャーファンデーションはパリコレでも活躍中!>
Photo:Morimitsu Miyamoto

ベースメイク

手入れの行き届いた素肌感をそのままに、隠したいところをコンシーラーで隠し、最小限のファンデーションで全体をカバーするのがメイン。そうなると大切なのは艶のある肌質です。これをつくるにはアクアファンデーションが最適でした!本当に!!決してファンデーションの厚塗り感を出さずに健康素肌感と艶を演出し、保ってくれます。

ヨーロッパは乾燥が強いので、僕はアクアファンデーションモイスチャー ファンデーションを使いました。Koh Gen Doのファンデーションでメイクをすると、時間が経てば経つほど肌となじみ、一層、綺麗に見えてくるから手離せません。

アイメイク

ミニマリズムなメイクが継続中のパリコレですが、僕が特に力を入れたのがアイメイク。各メゾンがいろいろな形をアイライナーで演出、またアイシャドーをアイホールからはみ出し陰影をつける(チークの目もと版見たいな?)など派手さを強調したメイクが多く見られました。

リップ

アイメイクが派手さを強調している分、口もとはおとなしくマットに仕上げる傾向がありました。ノーカラーだったり、保湿のリップクリームを多く塗布したりと、いたってシンプル。そして、洋服だけではなく化粧品も出している有名メゾン達が明るめの赤い口紅を発表しているのも印象的でした。

皆さん!ヘアメイク 宮本盛満の視点でお届けした「2019年春夏のトレンド」のご紹介は、いかがでしたでしょうか?
毎回、様々な流れが生まれてくるコレクション。ファッションやメイクをより楽しむためにも、その土台となる心身とお肌のお手入れもお忘れなく!

A bientôt (またね〜〜)

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