Ooh la la!とは>

ヘアメイクアップアーティスト

宮本 盛満Morimitsu Miyamoto

東京生まれ、1991年に渡仏。パリコレクションを始め、数多くのファッションショーや雑誌、広告など、世界を舞台に幅広く活躍中。美容イベントやセミナーで講師を務めることも多い。「美しさとは表面だけでなく、経験や人柄など内面から溢れ出るもの」を信条とするメイク技術、こだわりは、国内・海外プロフェッショナルから広く信頼を得ている。パリ在住。

Volume.4
新年に Ooh la la!

Bonne année. (あけましておめでとう)

2019年、皆様どのような新年をお迎えでしょうか。

僕は、今年2019年にどんな素敵な出来事が起きるかワクワクする新たな気持ちで新年を迎えました。


<いつの時代も、セーヌ川の流れは大らか>
Photo:Morimitsu Miyamoto

フランス流年越しとは

フランス流の年越しをご紹介しましょう。

フランスにはいわゆる日本の「お正月」と言われる行事はありません。あくまでも「新しい年がやってくる」というイベントです。クリスマス休暇からの流れで最後の締めくくりが1月1日という感じです。

年末に向けてクリスマスの余韻はそのまま続き、あちこちで毎日のようにホームパーティに参加して過ごします。そして、クリスマス休暇の締めくくりが大晦日。「5!4!3!2!1!」カウントダウンが終わると、みんなで「乾杯〜!」をし、賑やかに新年を迎えます。

国が違うと「年の越え方、新年の迎え方」もずいぶん違っておもしろいですね。


<これまでも、これからも僕を包み込むパリの風景>
Photo:Morimitsu Miyamoto

この頃、思うこと

歳を重ね、経験を積み、若い頃よりも多くの人と出会うようになったからでしょうか、ここ最近は1年が経つのは本当に早いと感じるようになりました。

今年で僕のパリ生活は28年!!思い返してみると本当に沢山の素晴らしい時間を過ごしてきました。しかし今年に入り、改めて、なぜパリに来たんだろう? そしてなぜ長くパリに住んでいるんだろう? と考えるようになりました。

僕はかつて、6年間の美容室での勤務で多くのことを学び、やがて少し自分のペースが持てるようになった時、ふと気づいたことがありました。それは、お客様が「新たにトライしてみたいヘアカット」を美容師に伝える時の写真が、なぜか海外のファッション雑誌、海外のスターの写真を持ちご来店し、相談されることが度々あることでした。

その時、本当にお客様が求めているのは髪型だけだろうか…と疑問に思い始め、そして気づいたのが、お客様は、単に髪型だけではなく海外のニュアンス、エッセンスも取り入れたいんだということでした。お客様と同じ日本で、ただお客様を待っていたのでは何も変わらない、学べないと思いました。海外で得られる“刺激”を求め、いてもたってもいられない気持ちになると同時に人生で初めて自分から海外(その時はニューヨーク)へ飛ぶ準備を黙々と始めました。今思うとあんな行動的だった自分が本当に不思議です。

そしてニューヨーク出発の準備を進める中で、日本で知り合ったパリ在住のオーストリア人のモデルさんのひと言、「ファッションはパリから」 を聞き、路線を変更。縁もゆかりもなかったヨーロッパはパリへと旅立つことに。人種も文化も価値観も違う国に住み始めて間もなくホームシックにかかったにも関わらず、気づけば28年もの歳月が流れていました。

今まで知らなかった色の使い方、身振り手振りを使っての表現…全てが、そして現在も新鮮で楽しく学んでいられることに感謝する日々です。


<人間味溢れるパリの人々>
Photo:Morimitsu Miyamoto

これから、やるべきこと

恋人達が人目をはばからず堂々とbaiser(キス)をするパリ。アメリカでは“kiss in Paris”と言われるぐらいロマンティックなパリ。その日その日の気分で一番自分に似合う服を選び、自己アピールをし、自己表現しているパリの人々。美しい花の都パリ。

最近は落ち着かない社会情勢の情報も目にしますが、それらに屈する事なくパレードには一致団結をして国を祝う…そんな人々で埋め尽くされるパリ。



改めて、今年は初心に戻り、28年前、僕が海外に求めていた“刺激”、そして美学をもう一度見直し、今後の仕事に活かしつつ、皆様に海外情報を発信していきたいと思います。



皆様は、2019年の初めにどんなことを思いましたか?



『1年の計は元旦にあり』



2019年が、皆様にとって輝かしい年になりますように。

A bientôt (またね〜〜)

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