Ooh la la!とは>

ヘアメイクアップアーティスト

宮本 盛満Morimitsu Miyamoto

東京生まれ、1991年に渡仏。パリコレクションを始め、数多くのファッションショーや雑誌、広告など、世界を舞台に幅広く活躍中。美容イベントやセミナーで講師を務めることも多い。「美しさとは表面だけでなく、経験や人柄など内面から溢れ出るもの」を信条とするメイク技術、こだわりは、国内・海外プロフェッショナルから広く信頼を得ている。パリ在住。

Volume.5
フランス(ヨーロッパ)の
ペット事情に Ooh la la!

Ooh la la !皆さん、お元気ですか?

人は、さまざまな対象に愛を注ぎながら生きています。その対象は、人であったり、モノであったり、動物であったり…そうした愛を自然に注ぐ事がいつしか自分の糧、励みになり生かされているのではないかと思うこの頃です。

5回に亘りお届けして参りました『Ooh la la !』。最終回は、「フランス (ヨーロッパ) のペット事情、ペットがもたらす幸福」についてです。


<街中いたるところで散歩を楽しむ様々な犬と出会います>
Photo:Morimitsu Miyamoto

愛しているつもりが、愛されている

1991年、僕がParisで生活を始めて1年後、言葉、人種、文化の異なる異国でストレスがMAX!! そんな時、友人が僕の誕生日に子猫をプレゼントしてくれました。初めは自分の生活もままならないのにと…困惑しましたが、生活を共にするうちに、いつもそばにいて癒してくれるペットに幸せMAX!! 実は、猫の名前もMAX!! (プレゼントをしてくれた友人が既にMAXと決めていたのです)

楽しい事、辛い事など、すべてを共に過ごした16年後、MAXは新たな旅へと出かけていきました。初めて経験するペットロス…もう二度と生き物は飼わないと思っていた矢先に、新たな出会いがありました。今度は子犬!!犬も大好きではありましたが飼うなんて…とても自信がありませんでした。

そんな中、友人から「亡くなった子(MAX)の死を生かすのは次に出会った子をどのように育てるかだよ」と言われたことをきっかけに、一匹の子犬を引き取り、早8年が過ぎました。ペットの寿命を考えると1日1日が本当に大切な時間なのだと感じます。


<8年間一緒に過ごしている愛犬“ジョシュア”>
Photo:Morimitsu Miyamoto

ペットとしての“存在”を認めるフランス(ヨーロッパ)

愛犬家の多いフランスでは、あちらこちらで様々な犬と出会います。そんな中、日本とフランス(ヨーロッパ)では、犬の扱い方に違いがあることに気づきました。

フランス(ヨーロッパ)では、『アパートで、基本的に許可無く動物を飼う事OK!』、『カフェ、多くのレストランは、犬と一緒に入店する事OK!』。特に驚いたのが、『デパートの中でリードをしてペットと一緒に歩いている人』、『犬を連れてホテルに入っていく人』を見かけることです。これには今でもドキッとします。


<左:お店に入っても、犬と一緒にショッピングを楽しむ姿があります>
<右上:どこに行くにも一緒です> <右下:レストランでも、お行儀よく馴染んでいます>
Photo:Morimitsu Miyamoto

マナーを守ることは当然ですが、お国柄、ペットを動物として、その“存在”を認めているからこその対応ですね。特に、カフェやレストランでは、人間と犬が一緒に楽しんでいる姿を非常に多く見かけます。そんな時、人間とペットとの関係性のあり方に日本との違いを深く感じます。

花の都Parisでは…

あらゆるオシャレが詰まっている街・Paris。とはいえ、Parisの足もと(道路)事情は、意外にも深刻です。以前よりは多少改善されたとはいえ、まだまだよく見かける犬のフン!!これは本当に何十年住んでも慣れません…(僕がParisに戻る際は、日本から大量のフン専用処理袋を購入しています)。この問題は、Parisならではのエピソード。イタリア、スペイン、イギリス等ではあまり見かけない光景です。スペインでは、ワンチャンの落し物(フン)を飼い主に送りつけるシステムもあるとか!!この落し物放置に関しては、かなり厳しい制裁が待っているようです。その光景をこの目で見てみたいのは私だけでしょうか!



どちらかというと、これまで犬や猫に服を着せることを好まなかったフランス人に変化が!ここ数年、ペット専用雑貨屋さんの増加に伴い、服を着て外出するペットが増えてきたことに驚きます。

ペットとしての存在を認めつつも、ペットに対する愛情表現が少しずつ変化しているのかもしれませんね。

ペットがもたらす効果

一説によりますと、動物(特に表現のわかりやすい動物)を飼っている人は、ペット飼育で血圧、中性脂肪、コレステロールが低くなるとのこと。実は、ストレスが発生した時に、ペットには気持ちを落ちつかせてくれる効果があり、ストレス軽減、血圧が上がらない人が多く出たとのことです。さらに、幸せを感じるセロトニン、やる気を出すドーパミンが多く出るとのことですので、アニマルヒーリング効果は、人間の抱える健康問題に効果的と言えるでしょう。

“ペットがもたらす幸福”について考えてみますと、私たちの幸せは意外と近くにあり、その存在に気づいた時の喜びは、私たちを笑顔に、そして、さらに美しくしてくれるように思います。

ペットを通し、「幸福な環境は自分でつくる!」…そんなヒントになりましたら幸いです。さぁ、皆様!美の世界に終点はありません!!


<ペットと人、お互いの存在を認め合うことで幸福な生活につながると思います>
Photo:Morimitsu Miyamoto

今回で最終回を迎える『Ooh la la !』。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。



また、お会いできる日まで、美しくお元気で、Ooh la la~~!

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