2018年8月、世界的な女性オピニオンリーダー、オプラ・ウィンフリー氏の専属メイクアップアーティストとして活躍するデリック・ラトリッジ氏が来日し、KohGenDoとのコラボレーション撮影が実現しました。

 テーマは「Japan Beauty」。日本の美と世界のモードを掛け合わせた撮影は、繊細かつ大胆なデリック氏のメイクアップ技術が最大限に活かされ、素晴らしいフォトシューティングとなりました。

 今回はデリック・ラトリッジ氏のスペシャルインタビューと共にお届けいたします。

デリック・ラトリッジ

Derrick Rutledge

アメリカのセレブリティスタイリスト兼メイクアップアーティスト、歌手、企業家。オプラ・ウィンフリー氏や前アメリカ大統領夫人のミシェル・オバマ氏など世界の女性リーダーたちから絶大なる信頼を集める。

デリック・ラトリッジ
スペシャルインタビュー

― 今回の日本での撮影はいかがでしたか?

 日本の素晴らしいスタッフの皆さんと仕事ができて、私のイメージをはるかに超える撮影になりました。私は以前から日本で撮影したいと願っていたので、あらかじめファッションだけではなく、日本の文化についてもリサーチしていたんです。今回の撮影イメージを練っているとき、古き良き日本の文化にエッジーなメイクの要素を取り入れたらどうなるだろうか、と思いついたのです。着物の撮影は私にとっては初めての体験で、大変エキサイティングな一日でした。

妖艶に佇む振袖姿の日本女性。モイスチャーファンデーションをハイライトからシャドーまで4色使い、コントラストパウダー※、フェイスパウダー、グロスフィルムファンデーションで仕上げている。印象的に描かれたリップはリップクレヨンのコーラルピンク※。
Model:Chiyuki Arita
※数量限定品のため、現在は販売を終了しております。

―メイクアップを施す上で、特に大切にされているコンセプトはありますか?

 これまで様々なセレブリティのメイクアップを行ってきましたが、誰一人として同じ顔立ち、肌の色はありません。特に、若い方の肌と年齢を重ねた人の肌では筋肉の流れが違いますので、使用するファンデーションのカバー力、艶、またシェードの作り方もその人の顔立ちを見てベストな状態を引き出せるよう考えています。

今回の撮影で言うと、千幸さんは目もとにインパクトを持たせたかったので、肌はモイスチャーファンデーションとパウダーでややマットな印象に、またHesuiさんは若い肌を活かしたかったので軽やかで艶が美しいアクアファンデーションを使用しました。

― KohGenDo化粧品との出会いを教えて下さい。

 KohGenDoの化粧品を使うようになって3年程になりますが、最初に知ったのは、オプラ・ウィンフリーのテレビドラマ「Greenleaf(グリーンリーフ)」の時でした。ちょうどその時、長時間の撮影でも崩れにくくてタッチアップしやすいファンデーションを探していて、他のメイクアップアーティストの楽屋で赤いチューブを見つけたんです。私は新しい情報に敏感なので、すぐに彼女の肌色に合うファンデーションを持っているか尋ねたところ、残り少ないモイスチャーファンデーションを譲ってくれたのです。カバー力はもちろんだけど、6時間後に重ねづけしてもひび割れしないし、正直、このテクスチャーには驚きました。もちろん、この使用感をオプラ自身も気に入ってくれたので、すぐにインターネットでこの商品がどこで買えるのか調べました。

 彼女自身もこのファンデーションを日常的に使うようになったので、今では数本のストックがないといけません。だって、彼女は世界中に所有する家にも置いているし、毎日使うバッグの中にも入れているほど気に入ってしまったからね。

ロサンゼルスのビバリーヒルトンホテルで開催された『第75回ゴールデングローブアワード』のバックステージでオプラ・ウィンフリーと。



オプラ・ウィンフリーが出演したディズニー映画“A Wrinkle In Time”で共演していた Reese Witherspoon (リース・ウィザースプーン)と。

テキサス州・ダラスで開催された“The Power of One” Black Tie Galaにて。 右:Mahisha Dellinger(マヒーシャ・デリンガー)、左:Amy Hampton (エイミー・ハンプトン)と。

Photo:IG @derrick4mkup

― オプラ・ウィンフリー氏や、前・アメリカ大統領夫人のミシェル・オバマ氏など、世界の女性リーダーとお仕事をされていて、特に感銘を受けたことは?

 オプラはあらゆる番組で様々なジャンルの人達にインタビューをしていますが、会話の導き方、つまり彼らが答えたい内容を察して質問を選ぶ能力は天才的だと思っています。また、彼女が自分自身を大切にしている姿も見逃せません。いつも傍で彼女の仕事を見ていて、私も同じようになれるよう励んでいます。二人に共通するのは、時間の使い方、何が重要なのかを常に考えて行動しています。メイクアップが女性の心にも影響しているのは皆知っていると思うけど、私は純粋にメイクアップを通して愛を与えられるよう心がけています。私と過ごすメイクアップの時間を、非常に静かで落ち着いた時間だと感じてくれるようにね。

撮影協力:文化服装学院