11月16日(土)公開
詩と出会ってわかったのは、人生、辛くて悲しいことばかりではないということでした。
明治から平成までを生き抜いたひとりの女性が90歳を過ぎてから詩を書き始め、その言葉は多くの人を勇気づけた――。
一人暮らしをしていたトヨは、ある時息子に勧められて詩を書き始める。日々の暮らし、季節の移り変わり。自らの老いを見つめるユーモラスな視線や懐かしい少女時代への追憶。一つ一つ言葉に置き換えていく中で、やがて彼女は明治から平成までを駆け抜けてきた自分の思い出を振り返っていく…。
11月16日(土)公開
原作は、長崎在住の漫画家・岡野雄一のエッセイ漫画『ペコロスの母に会いに行く』。深刻な社会問題として語られがちな介護や認知症。でも、主人公のゆういちはこう言います。"ボケるとも、悪か事ばかりじゃなかかもしれん"。そんな自身の体験をもとに描かれた認知症の母との何気ない日常が、多くの共感と感動を呼び、現在16万部を超えるベストセラーに。そして、ここにまったく新しい介護喜劇映画が誕生しました!
11月9日(土)公開
誰の人生にも必ず訪れる、大切な人との永遠の別れ。けれども、熱田家の母・乙美は、あまりにも突然逝ってしまった。父の良平(石橋蓮司)は何ひとつ感謝を伝えられず、悩める娘百合子(永作博美)は女として今こそ聞きたいことがあったのに、母はもう居ない。
そんな折、熱田家に派手な服装の少女イモ(二階堂ふみ)と、日系ブラジル人の青年ハル(岡田将生)が現れる。生前の乙美に頼まれ、残された家族の面倒を見に来たというイモは、乙美がとある「レシピ」を書き遺していることを伝える。それは、自分が居なくなっても、残された家族がちゃんと毎日を暮らしていけるようにと、料理や掃除など日々の家族にまつわる知恵や、健康や美容に関するアドバイスが、楽しいイラスト付きで描かれた手作りの<暮らしのレシピカード>だった。レシピに従って、少しずつ暮らしを立て直し始める父と娘は、その中の1ページに"自分の四十九日には大宴会をして欲しい"という、生前の乙美の希望を見つける。
こうして、母の遺したレシピにいざなわれ、娘と父、イモ、ハルの4人での"四十九日の大宴会"までの奇妙な共同生活が始まるが――。
11月2日(土)公開
女をこじらせて、男をこじらせて、夢をこじらせた2人が出逢った。それは人生に当たった一瞬のスポットライトだった。必死だから可笑しい、そんな"こじらせ系"ロマンティックコメディが誕生!!
社会人コースのシナリオ教室で偶然出会った、全く噛みあわない2人。「私、こんなに頑張ってるのに!」が口癖だが、一向に芽の出ない「ばしゃ馬さん」こと馬淵みち代(麻生久美子)と、「オレ、本気出したらスゴイで」が口癖だが、何もやったことのない「ビッグマウス」こと天童義美(安田章大)。
あろうことか『ビッグマウス』は、年上女性『ばしゃ馬さん』に恋をしてしまった…。
10月26日(土)公開
幼なじみのカンナ(長澤まさみ)とハルタ(高良健吾)。高校1年の花火大会の夜、カンナがクラスメイトから告白される中、ハルタは交通事故で死んでしまう。カンナの携帯に最後のメッセージを残して…。その事故から恋が出来なくなってしまったカンナは、15歳の心のまま、年を重ねていく。大人になり映画宣伝会社で勤めるようになったカンナは、ある日、出版社で働く赤沢禄(岡田将生)と出会う。「感じ悪い男…」。自分の心に土足で踏み込んでくるような禄に反発しながらも、徐々に彼の存在が気になっていく。明るく悩みなど無いように見える禄にも実は、ある辛い過去があった。ぶつかり合いながらも、惹かれ合う気持ちに逆らえないカンナと禄。心に傷を抱えたふたりを待ち受ける運命とは―。
10月26日(土)公開
「男なんかそがんもんよ、原動力はオンナと金!」
女たちの大きな愛がふたたび町と人生を輝かせる!
熊本県天草市牛深。100年前、豊富な漁獲量を誇るこの海の町には、若く屈強な男たちが稼ぎ、金が舞い、いい女が春を売り、豪華絢爛な花街が栄えた。しかし今では…魚は捕れない、働く場はない、若者はいない、日本一の衰退都市、つまるところお先真っ暗。現状を変えようにも、口だけ達者で呑んでばかりの旦那衆。それなら女がやるまでだ。愛する町の活性化のためウツボ屋の女房・弓枝と仲間がもくろんだのは「花街復活」。元遊郭を料亭に?主婦が芸者に?!女が「女」で町おこし。まさにここが「女たちの都」!
愛情と気力あふれる女たちが織りなすユーモラスな社会派人情劇。年齢関係なく未来を切り開いて行こうと突き進む彼女たちの姿を見れば、貴女にも同じく夢を叶える力が眠っていることに気付くだろう。
10月19日(土)公開
M資金を題材に、世界経済を揺るがす禁断のマネーゲームが、いま、始まる。
敗戦直前、旧日本軍の手により隠匿された財宝―通称「M資金」。M資金詐欺を繰り返す真舟の元に、ある時一人の男が現れ「財団が待っています」と告げる。財団とはM資金を管理運営している日米の秘密機関の俗称だった。「M資金は本当にあるのか?」半信半疑の真舟だったが、次々に起こる異常事態に巻き込まれ、この秘密資金を巡る争いに引き寄せられていく。ロシア、タイ、日本、アメリカと4か国での撮影、分けても、米映画以外では初となる国際連合本部での撮影を敢行した。福井晴敏の書下ろし小説を原作に、日本屈指の俳優たちが結集!阪本順治監督が挑む緊迫のエコノミック・サスペンス。
10月12日(土)公開
それは、10年ぶりの再会から始まった。
一生に一度だけの«初恋»が起こす、かつてない«奇跡»
新人営業マンの浩介は、すこし内気な鈍感男子。カノジョなしのさえない毎日を送っていたが、ある日仕事先で、美しくてステキな女性と出会う。その瞬間、浩介の記憶がよみがえる…。彼女は、中学時代の同級生・真緒だった。当時イジメられっ子だった真緒を、浩介が助けたことがキッカケで、ふたりは生まれて初めての恋をした。
浩介の転校から10 年ぶりの再会。太陽のようにあかるい真緒に、浩介はふたたび恋に落ちる。真緒も、「離れてからもずっと浩介を忘れなかった」と告白する。浩介にとっては偶然の再会でも、真緒にとっては自分の想いが呼んだ必然の再会だった。
永遠の愛を誓い合ったふたりは結婚し、幸せな新婚生活を送る。しかしなぜか、真緒の身体は急に弱っていく。実は彼女には、誰にも知られてはいけない“不思議な秘密”があった――。
真緒の異変に気づきながら、戸惑うだけの浩介。自分の知らない真緒がいる。本当の彼女は? ある事件を境に、真緒は浩介の前から突然姿を消してしまう。そして、なぜか周囲の人々の記憶からも…。運命で結ばれたふたりに、残された時間はあとわずか。「もういちどだけ、真緒に会いたい」 強い想いを胸に、浩介はふたりの思い出の地・江の島へと向かった―
なぜ彼女が、消えてしまったのか―。
その秘密を知ったとき、恋は奇跡のハッピーエンドへ!
10月12日(土)公開
明治40年、不作のため非常に逼迫した状況の谷村家では、7つのおしんが奉公に出される事となる。初めは家族と離れる事に抵抗したおしんだが、母のため、家族のために、精一杯強がり自ら奉公へ出ると決めるのだ。
奉公先の材木店では、早朝から夜遅くまで、働き詰めの毎日を強いられた。厳しいしつけにも耐え、辛抱に辛抱を重ねて、「雪とげたら、家さ帰れる……」と言い聞かせ、くじけず前向きに生きてきたおしんだが、店の財布から50銭銀貨がなくなったとき、濡れ衣を着せられ吹雪の中、店を飛び出してしまう。猛吹雪の中、息絶え絶えに歩むおしん。先には新たな出会いが待っていた―。
10月5日(土)公開
いま蘇る――、67年前にあった真実の「絆」と「再生」の物語
これは、いまから67年前に、実際にあった出来事である。昭和21年1月14日――太平洋戦争の終結からわずか5ヶ月後のこと。佐渡島の小さ 44な村に、イギリス軍の要人機«ダコタ»が不時着した。わずか5ヶ月前まで、敵国だったイギリス兵の予期せぬ来訪に、驚き、戸惑う村民たち。だが、「困った人を助けるのが『佐渡ん人間(さどもん)』の精神」を貫き、国境を越えた友情と絆を育み、«ダコタ»をふたたび大空へと飛び立たせたのだ。そこには、日英共に戦争という忘れ難い痛みと憎しみを乗り越え、再生と平和への一歩を踏み出そうとする、願いと決意が込められていた。
それから、64年の歳月が流れて、«ダコタ»の修理を行った整備士の息子が、佐渡を来訪するという出来事があった。彼は、すでに他界した父がこの地で大変お世話になったこと、そして、もう一度、佐渡に行きたいと思いを馳せながら死んだことを告げた。国境を越えた「絆」は、いまでも人々の心に脈々と生き続けていた。
10月5日(土)公開
同居している男に言われるままに身も心も搾り取られる生活に甘んじている今日子(安藤サクラ)と、母親を助けるために父を殺してしまった修一(柄本佑)。物語の中でふたりが言葉をかわすことは、ない。それぞれの理由で故郷に戻れなくなってしまった彼らが、過去を清算しながら生きることを誓った東京で、大地震が起きる。テレビではまさに戻れなくなってしまった故郷が、津波にのみ込まれていた…。
9月14日(土)公開
アタルが犯罪者に!? 謎の女マドカとの関係は?
表裏一体の天才2人が運命の対決へと導かれる!
警視庁の管轄で、コンピューターウイルスによる鉄道の送電線破裂事件が発生し、沢をはじめとする捜査一課の面々が捜査に乗り出す。
一方、時を同じくして、アタルやラリーが所属するニューヨークのFBI組織でも、同じ手口による爆破事件が起きていた。警視庁では、今回の送電線破裂事件は、出所したばかりの犯罪者を狙った殺人未遂事件と見て捜査本部を設立。車椅子の女性管理官・秋穂を中心に捜査が開始され、"ウィザード"と呼ばれるコンピューターウイルスを生み出した謎の女性・マドカに疑惑が向けられる。
そんな中、ラリー率いるFBI捜査チームが、ニューヨークの爆破もマドカの手口と見て捜査に合流する。その中には、アタルの姿もあった。
沢や舞子と再会を果たし、捜査に加わることになったアタルだったが、相変わらずのマイペースで、秋穂ら捜査陣から煙たがられる。
その一方、捜査本部に送られてきた動画から、元犯罪者をターゲットにした"公開処刑"ともいえる新たな殺人事件が起きようとしていることが発覚。
警察はマドカが仕組んだ天才的な犯罪に翻弄されるが、アタルの能力や舞子たちの懸命な捜査によって、少しずつではあるが事態は進展を見せ始める。
しかし、アタルがもたらす手掛かりは、犯人と目されるマドカしか知りえない犯行に直結するような情報ばかりだった。
8月31日(土)公開
年上の男との包み込むような穏やかな愛の生活―――
年下の男との激しい愛欲―――
どちらも私を満たし、そして心を乱す
妻子ある年上の作家・慎吾と、長年一緒に暮らしている知子。慎吾は妻のいる家と知子の家を週にきっちり半々、行ったり来たりしている。妻と別れて欲しいと考えたこともなく、 知子はこの平穏な生活に、自分が満足していると思っていた。 しかしある日、木下涼太が訪ねてきて、知子の生活は微妙に狂い始める。 涼太は、昔、知子が結婚していた頃、どうしようもなく恋に落ち、夫と子供を捨て駆け落ちをした男だった。
知子は慎吾との生活を続けながら、涼太と再び関係を持ってしまう。
そして涼太の知子を求める情熱はやがて、知子が心の底に仕舞い込み、自分自身も気づいていなかった本当の気持ちを揺さぶり起こしていく。
出版50周年を迎える、瀬戸内寂聴の代表作『夏の終り』、待望の映画化
8月10日(土) 全国東宝系にて公開
昭和初期・神戸。洋服の仕立屋を営み、柔軟な考えを持ち、家族を温かく見守る父親・盛夫。大きな愛で家族を包む母親・敏子。そんな二人のもと、好奇心旺盛に育つHこと肇。そして妹の好子。幸せに暮らしていた4人だったが、H一家の周りでも、近所のうどん屋の兄ちゃんが、政治犯として警察に逮捕されたり、召集令状がきたオトコ姉ちゃんが入隊せずに脱走して、憲兵に追われるなど、徐々に不穏な空気が漂うようになっていく。
やがて戦争がはじまり、軍事統制も厳しさを増し、おかしいことを「おかしい」と、自由な発言をしづらい時代となっていく中、盛夫は、周囲に翻弄されることなく、「おかしい」「なんでや?」と聞くHに、しっかりと現実を見ることを教え育てる。
中学生に入ったHを待っていたのは、軍事教練ばかりが続く毎日だった。盛夫は消防署に勤めるようになり、敏子は隣組の班長に、そして好子は田舎に疎開することになるなど、戦況が不利になるにつれ、それぞれの日常が激変していく。ついに神戸も大空襲に襲われ、終戦を迎えたとき、街は見渡す限り焼け野原になっていた。その中で、神戸も日本も新しく生まれ変わろうとする。
そして、Hの一家も、小さいが確かな一歩を踏み出していく。
7月20日(土)公開
人の胸に寄生する、世にも美しい、シャニダールの花。
その花は、二人の愛さえもを狂わせるのか-。
極少数の限られた女性の胸にだけ、見たこともない世にも美しい花が咲くという不思議な現象が起こっていた。満開時に採取されたその花の成分は、画期的な新薬の開発に繋がるとされ、億単位で取引されていた。シャニダール研究所に勤務する植物学者の大瀧とセラピストの響子。日々、研究に追われている彼らの使命は、提供者の胸に芽吹いた花を育て、一番美しい形で採取させることであった。一途に研究に没頭する大瀧、人を惹きつける不思議な魅力を持つ響子、花の成長に誘われるように、次第に恋に落ちていくふたり…。しかし、花を採取する時に、提供者の女性が謎の死を遂げる事件が相次ぎ、大瀧は、研究所に不信感を抱き始める。一方、響子はそれが危険な花だと知りながらも、その花の魅力にのめり込んで行く。互いに惹かれ合っていた二人の運命の歯車が、少しずつ、狂い始めていた…。
6月8日(土)公開
1975年、青森県弘前。リンゴ農家の木村秋則は、妻・美栄子の身体を心配していた。
美栄子は年に十数回も散布する農薬の影響で皮膚がかぶれ、数日寝込むこともあったのだ。そんな妻を想い、秋則は無農薬によるリンゴ栽培を決意する。しかし、それは“神の領域”といわれるほど“絶対不可能”な栽培方法。数え切れない失敗を重ね、周囲の反対にあい、妻や3人の娘たちも十分な食事にありつけない極貧の生活を強いられる日々。それでも諦めなかった秋則は、11年にわたる想像を絶する苦闘と絶望の果てに常識を覆すある"真実"を発見する―。
6月8日(土)公開
自宅と職場の市役所をただ行き来する日々を送っている天雫健太郎は、内気で愛想がなく、唯一の趣味はペットのカエルだけ。 見かねた両親は親同士が婚活する"代理見合い"に参加し、今井家の美しい一人娘・奈穂子とお見合いするチャンスを掴んでくる。 実は彼女の目がまったく見えないとは知らずに…。それでも奈穂子と初めての恋に落ちた健太郎。
「好き」という感情を一気に爆発させる彼だったが、行く手には思わぬ障害が待ち構えていた―。
5月25日(土)公開
百年の時計に秘められた叶わぬ初恋の物語。
新米学芸員と創作意欲を失った余命わずかな芸術家
ひとつの出会いが今、止まっていた時を動かす!
高松市美術館学芸員の神高涼香(木南晴夏)は、憧れの芸術家である安藤行人(ミッキー・カーチス)の回顧展を担当することになった。数十年ぶりに故郷に戻ってきた行人に新作を依頼した涼香だったが、年老いた行人はすでに創作意欲がなく、回顧展に消極的だった。落胆する涼香に、行人は百年の時を刻み続ける古い懐中時計を見せる。故郷を離れた若き日、琴平鉄道の列車で見知らぬ女性から貰い受けたものだと打ち明け、その持ち主の女性を探して欲しいと頼むのであった。「持ち主が分かれば新しいアートが生まれるかもしれない」と語る行人に、戸惑いながらも人探しを手伝い始めた涼香。母を亡くしてから関係のぎくしゃくしていた父(井上順)や幼馴染みの健治(鈴木裕樹)の助けを借り、涼香は元の持ち主を突き止めるのだが…。
列車が授けた出会い、そして許されない恋に落ちた男女。百年の時計に秘められた叶わぬ初恋の物語が明らかになるとき、止まっていた時がゆっくりと動きだす。
5月18日(土)公開
「少年メリケンサック」(2009)以来4年ぶりとなる宮藤官九郎の監督作。
ストーリーは、エッチな妄想ばかりしている中学生男子が、同じ団地に引越してきた謎のシングルファーザーとの出会いから成長していく姿を描く。ごく平凡な家族に囲まれて育った少年・円山克也は、思春期真っ盛りの中学2年生。あるエロい目的を達成するため、極限まで身体を柔らかくする「自主トレ」を密かな日課にしていた。そんなある日、団地の上の階に謎めいたシングルファーザーの下井辰夫が引越してくる。ほどなくして団地のそばで殺人事件が起こり、克也は下井の正体が殺し屋だという妄想を始めるが……。
5月11日(土)公開
【悲劇】×【沈黙】×【依頼】×【敵】×【愛】
俺の街で【何か】が起きている。
「イッツ・ア・ショータイム!!」
札幌・ススキノ。この街の裏も表も知り尽くした探偵(大泉洋)は、相変わらず相棒兼運転手の高田(松田龍平)とヤバい仕事で日銭を稼ぐ毎日を送っていた。そんなある日、常連のショーパブ「トムボーイズ・パーティ」のホステス?であり友人のマサコちゃん(ゴリ)が撲殺死体で発見される。いっこうに進まない警察の捜査。世間の関心も薄れる中、重度の"病"から復帰した探偵がついに動き出すが、仲間たちの対応はなぜかぎこちない。それもそのはず、事件の背後にはカリスマ政治家・橡脇孝一郎(渡部篤郎)と、原発利権に絡んだ政界&裏社会の思惑が渦巻いているというのだ。
とはいえ相手が誰だろうが友人のためには引き下がるはずもない探偵。そんな探偵にある夜、不審な女が近づいてくる。女の正体は巷で人気の美人ヴァイオリニスト・河島弓子(尾野真千子)。聞けばマサコちゃんは弓子の熱烈なファンで、弓子にとっても大事な存在だったそうだ。憎き犯人を自力で捕まえてやると意気込む弓子に、自分の"依頼人"となり大人しくしているよう説得する探偵。だが弓子のトンデモない本性に振り回され、探偵と高田は3つの集団から追われるハメに…。ススキノにいることに危険を感じ始めた矢先、事件の糸口を掴んだ探偵&高田、そしてなぜか弓子の3人は、高田号(高田の愛車)を走らせ一路"鉄の街"室蘭へ――。
4月27日(土)公開
本を守る。想いを守る。
国家によるメディアの検閲が正当化されている時代・正化(せいか)。そんな時代に本を読む自由を守るために図書館側から生まれた自衛組織「図書隊」。銃器を手にした検閲組織・メディア良化隊と日々激しい戦いを繰り広げながら、時に笑い、時に泣き、時には恋にも落ちる。それが『図書館戦争』の物語です。
かつて自分と本を守ってくれた図書隊員を"王子様"と憧れて入隊してきた新人女性隊員。想い込みと運動神経だけで入ってきた彼女を待っていたのは鬼のような教官だった。それから鼻持ちならないエリート同期にヘコまされたかと思えば、ズバぬけた情報収集能力を持つ同期に救われたり、優しい上官に褒められたかと思えば、鬼教官に叱られるといったようなデコボコの日々が続いていく。だが、そんな激しくも充実した日々の中で、普段は厳しく突き放しながらも時に絶妙なフォローも入れてくる鬼教官のことが段々と気になる存在になっていく…。そして同様に教官の方にも実はある秘めた想いがあった…。はたして、彼らは好きな本や自分の想いを守れるのか?!
4月13日(土)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
何事にもマジメに、かなり不器用だけど一生懸命に。
マジメに頑張る人は、こんなにも格好よくて、面白い!
出版社・玄武書房に勤める馬締光也は、営業部で変わり者として持て余されていたが、言葉に対する天才的なセンスが見出され、辞書編集部に異動になる。新しい辞書「大渡海」― 見出し語は24万語。完成まで15年。編集方針は「今を生きる辞書」。個性派ぞろいの辞書編集部の中で、馬締は辞書編纂の世界に没頭する。そんなある日、出会った運命の女性。しかし言葉のプロでありながら、馬締は彼女に気持ちを伝えるにふさわしい言葉がみつからない。問題が山積みの辞書編集部。果たして「大渡海」は完成するのか?馬締の思いは伝わるのだろうか?
3月23日(土)新宿ピカデリーほか全国公開
笑いに青春の全てを捧げかけぬけた、あるお笑いコンビの感動の物語。
お笑い芸人をはじめ、多くの著名人たちが涙した感動のベストセラー小説がついに映画化!原作「芸人交換日記~イエローハーツの物語~」(太田出版刊)で鈴木おさむが描いたピュアで残酷なお笑い界の舞台裏を、自らもウッチャンナンチャンとして活躍する内村光良だからこその視点で、温かくもリアルに描きます。お笑いコンビ「房総スイマーズ」を演じるのは、ダブル主演の伊藤淳史と小出恵介。夢を追いかける姿、壁と向き合い、悩み、葛藤していく実力派俳優2人は必見。
田中(伊藤淳史)と甲本(小出恵介)が高校卒業後に目指したのは「お笑い」の世界。千葉県出身の元水泳部ということで付けたコンビ名は"房総スイマーズ"。しかし現実は厳しく、結成12年、30才も目前、売れる気配は一向にない。そんな時に甲本から発案されたのは「交換日記」!交換日記は次第にお互いの本音に迫り、2人はふたたび夢に向かって走り出していく。そして全てを賭けてお笑いコンテスト"笑軍"に挑むのだが…。
1月26日(土)ロードショー
息をもつかせぬ斬新なストーリーと豪華俳優による演技バトル。さらにスタイリッシュな演出もあいまって新感覚の本格刑事ドラマとして幅広い層から圧倒的な人気を誇ったドラマ『ストロベリーナイト』シリーズがついに映画になって帰ってきた!
直感と行動力を武器に、数々の難事件の真相に迫り、ノンキャリアで成り上がった警視庁捜査一課・姫川玲子。その姫川玲子率いる姫川班の管轄で発生した殺人事件。左目が縦に切り裂かれる4つの死体。
手口も一致していることから、警察は連続殺人事件とみて、合同特別捜査本部を設置。
そんなおり、「犯人は柳井健斗」という不審な電話を受けた玲子。そして「柳井健斗の捜査はするな」という上層部からの指示。納得のいかない玲子は、部下の菊田に姫川班を託し、単独捜査を始める。たどり着いた「柳井健斗」のアパートで、マキタという男と出会うが……。
幾重にも隠蔽され、複雑に絡まった事件。やがてそれは、警察の威信を揺るがし、玲子自身をも狂わせていく…。
意外な方向へと進む捜査。そして辿り着く真実に玲子が下した決断とは。
姫川班、最後の試練がいま、幕を開ける!
1月12日(土)ロードショー
男と女が純愛の果てに辿りついたのは、奇跡の命が宿る森だった。
石原慎太郎×新城卓(『俺は、君のためにこそ死にいく』)が年間自殺者数3万人を超える現代人に放つ、ファンタジックな悲恋物語
私を好きにならないで、と女は言った。男はすべてを失ってでも女を守りたいと思った。
何ひとつ思い通りにいかない世の中で、純愛を貫こうともがき続けた二人は樹海に分け入り、自らの生の決着をつけようとした。
やがて二人の情念は時空を超え、彼らの人生に触れた者たちに不思議な縁をもたらす―。
富士山麗、苔むした溶岩の上に木々が鬱蒼と茂る青木ヶ原樹海。
一度迷い込んだら簡単には抜け出せないその神秘の森を舞台に、魂を揺さぶる悲恋物語が誕生した。石原慎太郎による原作(『生死刻々』所有)を、『秘祭』『俺は、君のためにこそ死にいく』でも生を照射してきた最強のコンビが、美しい"死に様=生き様"とは何かを問いかける。
1月12日(土)より角川シネマ新宿ほか全国ロードショー!
数々の賞を総なめにした伝説のドラマ、奇跡の映画化!!
「今の学校教育は、手の掛からない生徒の"心の摩耗"の上に支えられているーー」
2007年文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した武富健治による原作を基に、どこにでもいそうな平凡な教師が、どこにでも起こり得る問題について過剰に悩みつつ、独自の教育理論によって解決していく様を描き、各方面で波紋を呼んだドラマ「鈴木先生」が、遂に映画化!
「セカンドバージン」で注目され、「家政婦のミタ」で大ブレイク、2013年大河ドラマ「八重の桜」で八重の夫役を務める長谷川博己をはじめ、臼田あさ美、田畑智子、斉木しげる、でんでん、富田靖子など、豪華なキャスト&スタッフが再結集して贈る、新たな物語。
嵐を呼ぶ生徒会選挙!天敵の復活?史上最悪の立てこもり事件発生!どうする、どうする、鈴木先生!?