11月8日(金)全国ロードショー
女優で劇作家、演出家の桑原裕子が主宰する「劇団KAKUTA」が2011年に初演した舞台を佐藤健、鈴木亮平、松岡茉優、田中裕子の出演、「孤狼の血」の白石和彌監督のメガホンで映画化。タクシー会社を営む稲村家の母こはるが、愛した夫を殺害した。最愛の3人の子どもたちの幸せのためと信じての犯行だった。こはるは子どもたちに15年後の再会を誓い、家を去った。運命を大きく狂わされた次男・雄二、長男・大樹、長女・園子、残された3人の兄妹は、事件のあったあの晩から、心に抱えた傷を隠しながら人生を歩んでいた。そして15年の月日が流れ、3人のもとに母こはるが帰ってきた。次男役を佐藤、長男役を鈴木、長女役を松岡、母親役を田中がそれぞれ演じるほか、佐々木蔵之介、音尾琢真、筒井真理子らが脇を固める。
11月1日(金)公開
世界的なクラシック・ギタリストの蒔野聡史(福山雅治)は、公演の後、パリの通信社に勤務するジャーナリスト・小峰洋子(石田ゆり子)に出会う。ともに四十代という、独特で繊細な年齢をむかえていた。
出会った瞬間から、強く惹かれ合い、心を通わせた二人。洋子には婚約者がいることを知りながらも、高まる想いを抑えきれない蒔野は、洋子への愛を告げる。
しかし、それぞれをとりまく目まぐるしい現実に向き合う中で、蒔野と洋子の間に思わぬ障害が生じ、二人の想いは決定的にすれ違ってしまう。
互いへの感情を心の底にしまったまま、別々の道を歩む二人が辿り着いた、愛の結末とは―
9月27日(金)全国公開
困っている人は見過ごせない、義理と人情に厚すぎるヤクザ”阿岐本組”。
組長(西田敏行)は社会貢献に目がなく、次から次へと厄介な案件を引き受けてしまう。今度はなんと、経営不振の高校の建て直し。いつも親分に振り回されてばかりの阿岐本組NO.2の日村(西島秀俊)は、学校には嫌な思い出しかなく気が進まなかったが、“親分の言うことは絶対”!子分たちを連れて、仕方なく学園へ。待ち受けていたのは、無気力・無関心のイマドキ高校生と、事なかれ主義の先生たちだったー。
2019年9月6日(金)~全国ロードショー
その夏、鈴木家の4人きょうだいは10年ぶりに実家へ戻ってきた。銀行で2000万円を強盗したまま行方が分からなくなっていた両親の“見せかけ”の葬儀をするために──。けれども本当の“目的”は財産分与を行うためだった!! 映画『台風家族』は、『箱入り息子の恋』(’13)の市井昌秀監督が12年間あたためてきた“両親への想い”をヒントに創作したオリジナル脚本作品。描かれるのは、生まれ育った地元を離れたきょうだいが10年ぶりに帰省し、再会した際に巻き起こる“珍”騒動! ブラックユーモアあふれる物語には〈怒り〉〈愛情〉〈嫉妬〉〈後悔〉〈許し〉……誰もがきっと共感する感情が紡がれている。主演は草彅剛、鈴木家の長男・小鉄を演じる。きょうだい役にはMEGUMI、中村倫也。ほか、尾野真千子、甲田まひる、若葉竜也、長内映里香、榊原るみ、そして藤竜也。若手からベテランまで魅力的な俳優が揃った! 世界一“クズ”な一家だけれど何故か憎めない、そんな愛すべき鈴木家の“台風”のようなめまぐるしい夏の一日は、果たしてどんな結末を迎えるのか。家族ひとりひとりが抱えるそれぞれの想いを知ったとき、思いがけない大きな“感動”が押し寄せてくる!? 家族って何だろう──家族について考えたくなる、家族を愛おしく思える、これは普遍的な“家族”の物語。
2019年9月6日(金)公開
大学文芸員が選ぶ第8回大学読書人大賞や、「読書メーター」 読みたい本ランキング第1位などを獲得した河野裕の同名ミステリー小説を横浜流星、飯豊まりえ主演で映画化。七草は人口2000人程度の階段島にやって来た。階段島は捨てられた人たちの島で、島の人たちは誰もが自分がなぜこの島に来たかを知らない。特に疑問を抱くことがなかった七草の島での高校生活は平穏な時間だったが、幼なじみの真辺由宇との再会により状況は一変する。「納得できない」と憤慨し、島から出るために島にまつわる謎を解き明かそうとする真辺。七草と周囲の人々は真辺に巻き込まれていく。七草役を横浜、真辺役を飯豊がそれぞれ演じる。監督はアメリカの高校在学中にバッカイフィルムフェスティバルのオハイオ州優秀賞を受賞した柳明菜。
2019年6月7日(金)公開
運動も勉強も苦手で、見た目も地味な町田くん。全く取り柄が無いと思いきや、人を愛する才能がズバ抜けていた!
そんな町田くんが初めて”わからない感情”に出会うことで、予測不能な人間ドラマが一気に動き出す。1000人越えのオーディションから大抜擢された超新人×奇跡の豪華キャスト。そして『舟を編む』で日本アカデミー賞最優秀監督賞を最年少で受賞、いま最も次回作が期待される監督として世界から注目を集める天才・石井裕也監督が、新しい日本映画の扉を開く!
2019年5月31日(金)公開
累計発行部数130万部を超える東野圭吾のベストセラー小説「パラレルワールド・ラブストーリー」。これまで映像化不可能と言われ続けた本作がついに映画化。
ある日突然、崇史(玉森裕太)が迷い込んでしまった2つの異なる世界。1つは、愛する麻由子(吉岡里帆)と恋人同士の世界。もう一つは、麻由子と親友・智彦(染谷将太)が恋人同士の世界。愛と友情に揺れる崇史の前に現れる、2つの世界を繋ぐ【暗号】の数々。目が覚めるたびに変わる世界の中で、彼は真実にたどりつけるか・・・。
5月10日(金) ユナイテッド・シネマとしまえん ほか全国公開
大学生の早希(北原里英)は、留学を目前に高校時代の仲良しメンバーに再会する。リーダー格の杏樹(小島藤子)、オタク気質の千秋(浅川梨奈)、妹のような存在の亜美(松田るか)、ムードメイカーのかや(さいとうなり)は高校時代と変わらず、おしゃべりは尽きない。
思い出話で盛り上がるメンバーたちに、早希は来る途中で幼馴染・小林由香の両親に再会したことを伝える。由香は高校時代に行方不明になったきり、未だ見つかっておらず、実家はすでに売家になっていた。遺品整理をしに戻っていたという由香の母は、早希に二人がかつてよく遊びに行った「としまえん」のチケットをくれたのだった。
もらったチケットを前に「久しぶりに行こうよ、としまえん!」と盛り上がった早希たちは、翌日、みんなでとしまえんを訪れる。アトラクションを楽しんでいる最中、古い洋館の前で足を止めた亜美が「としまえんの呪いって知ってる?」と尋ねる。「としまえんの呪い」、それは「古い洋館の扉を叩くな、お化けで返事をするな、秘密の鏡を覗くな、それを破ると秘密の場所に連れて行かれる」というもの。かやは冗談半分で、洋館の扉を叩いてしまう。が、突然開いた扉から顔を出したのは遊園地の用務員(竹中直人)だった。突然のことに慌てふためく早希たち。その後、皆は洋館から離れようとするが、独り残されたかやは謎の現象に襲われていた。
「古い扉を叩いちゃダメ」。うわ言のように呟きながら、かやは忽然と姿を消す。パニックになったメンバーたちに追い打ちをかけるように、不気味な現象が次々と襲い掛かり、今度は亜美が姿を消してしまう。二人は一体どこに消えたのか? 姿を探していくうちに、早希たちは古いミラーハウスへとたどり着く。だが、杏樹が目にしたのはそこにいるはずのない、友達————高校時代に行方不明になった小林由香の姿だった。
杏樹と千秋には、早希に言っていない秘密があった。それは3年前のこと。早希、杏樹、千秋、亜美、かや、そして由香がとしまえんを訪れたときのこと。早希が席を外している間に、杏樹たちから「としまえんの呪い」を試すようにそそのかされた由香はたった一人で洋館の扉を叩き、その後行方不明となっていたのだった。
出口を探す早希たちだったが、遊園地の外に出ることがどうしてもできない。「助けて!」という絶叫だけが夜の遊園地にこだまする。一方、自分だけはなんとか助かろうと画策した千秋もまた見えない力に引きずられていく。。
「としまえんの呪いを解くには、メリーゴーランドに乗らなければいけない」。というルールを知った早希と杏樹はとしまえんで最も古いメリーゴーラウンドへ向かう。だが、その先には、壮絶な結末が待ち受けていた。
5月3日(金・祝)全国ロードショー
二年華組・蛇喰夢子(浜辺美波)は、生徒会長・桃喰綺羅莉(池田エライザ)とのギャンブルを心待ちにしていた。2人の勝負の期待が高まる中、学園内では“非ギャンブル、生徒会への不服従”を掲げる白装束集団・ヴィレッジが台頭、生徒会との対立が深まる。ヴィレッジ解体と夢子潰しを企む生徒会は、全校生徒をタッグで強制参加させる「生徒代表指名選挙」の開催を宣言するのだった――。
3月22日(金)角川シネマ有楽町ほか全国ロードショー
2018年、駆け出しのTVディレクター桜子(阿部純子)は、先輩の倉田(斎藤工)の指示でロシア人墓地の取材を皮切りにロシアに行くことが決定していたが興味を持てずにいた。しかし祖母(山本陽子)から自身のルーツがロシアにあることを知り、さらにロシア兵と日本人看護師、二人の日記を紐解いていくうちに衝撃の事実を知ることに。日露戦争時代、傷ついたロシア兵将校ソローキン(ロデオン・ガリュチェンコ) の手当てをすることになったゆい(阿部純子、二役)。日本は世界から一流国として認められるためにハーグ条約の遵守を意識し、日本に連れてきたロシア兵に捕虜でありながら、外出自由やアルコールの購入を許すなど、様々な便宜をかけた。この特殊な状況の中で、兄弟を戦争でなくしていたゆいはソローキンを憎みながらも魅かれ愛し合う。だがソローキンが捕虜になったのはある密命のためだった。ロシア革命に参加するために収容所を脱走し母国ロシアへ帰ることになったソローキンは、ゆいも一緒に連れて帰ろうとするが・・・。
3月9日(土)全国ロードショー
夏帆が主演を務め、「百円の恋」「嘘八百」の武正晴監督と脚本・足立紳コンビがタッグを組んだヒューマンコメディ。
東京での生活に疲弊し、将来を見失っていたアナウンサーの貴子は、彼女が幼少期を過ごしたことがある本土最南端の町、鹿児島県南大隅町での取材を命じられる。久しぶりに南大隅町の地に戻ってきた貴子だったが、いやいやながらの仕事は力が入らず、ぞんざいな取材を続けていた。しかし、町を盛り上げるために必死な役場の職員をはじめ、それぞれの立場で懸命に働く町の人びとと触れ合う中で、仕事との向き合い方、人間らしい生き方を考えるようになる。次第に元気を取り戻し始めた貴子は、本気で取材に取り込むようになり、アナウンサーとしてこの町の文化をしっかりと伝えることへのモチベーションを高めていく。
3月1日(金)全国ロードショー
ちょっと不思議なマンションに引っ越してきた志織は、小説家志望の隣人平野と運命的に出会う。そして、新しい部屋で突然聞こえてきた不思議な声――
「こちらは一年後の未来です。あなたに危険が迫っている」
それは強盗殺人にあうところだった志織を助けようと時空を越えて届いた未来からの誰かの声だった。相談を受けた平野は、助かった志織に<タイムパラドックス>が生じることに気付く。それは一年後、志織の存在が消えることを意味していた。必死に自分を助けようとする平野に惹かれていく志織だったが、平野との別れは近づいていた――。
2月22日(金)公開
懸けろ、運命を。駆けろ、時代を。
時は幕末。アメリカ政府の使者・黒船の脅威に揺れる幕府に不満を抱く安中藩主・板倉勝明は、藩士を鍛えるために十五里(約58km)の道を走らせる遠足の開催を宣言する。優勝者の望みはなんでも 叶えられるという恩賞つきだ。「姫と結婚したい」「お金がほしい」「もう一花咲かせたい」・・・それぞれの願いを胸にスタートを切った侍たち。だが、大会は欲に目がくらんだ者たちの足の引っ張り合いにより、泥仕合に。一方、大会の裏で恐るべき陰謀が進められようとしていた。勝明の動きを警戒する幕府の大老が、遠足を“謀反の動き”とみて藩士不在の安中城に刺客を差し向けたのだ。そして、大会出場者の中にただ一人、この計画に気づいた者がいた。男の名は唐沢甚内。幕府の命令で藩に潜入している“忍び”だ。長い潜入生活で、彼には藩で得た、愛する者たちがいる。「幕府か、藩か」──愛と忠誠心に揺れ動くなか、甚内は仲間たちに危機を告げ、共に戦うために走ることを決意する―。
2月15日(金)ロードショー
描いた人生になってる?
とある地方都市。そのまたさらに郊外に暮らす高村紘(39)とその妻、初乃(38)、息子の明(14)の家族は、父から受け継いだ山中の炭焼き窯で備長炭を製炭することを生業としている。中学からの旧友で、自衛隊員として海外派遣されていた沖山瑛介(39)がある日、何の前ぶりもなく、町へ帰ってきた。どうやら瑛介は妻子と別れて故郷に一人戻ってきた様子。紘は、同じく同級生で中古車販売を自営でやっている岩井光彦(39)にも声を掛け、十数年ぶりに3人で酒を酌み交わす。
翌日、廃墟同然だった瑛介の実家を掃除し、住める状態にする3人。海外での派遣活動で瑛介が何か心の傷を負ったのでは?それが妻子と別れ、故郷に戻ってきた原因になったのではないかと、感じる紘と光彦だが、直接聞くことも憚られ、どうすることもできない。紘の息子、明(14)は反抗期の真っ最中で、どうやら学校でイジメも受けている様子だが、紘はそれに頓着していない。「おまえ、明に関心もってないだろ。それが、あいつにもバレてんだよ。この間の夜に解ったよ。おまえの『どうしようもない』って言い方で」鋭いことを光彦に言われハッとする紘。「跡継いでから、何もしてないだろ。お前に変わってほしいと思ってんだよ、初乃ちゃんも、明も・・」。数日後。「土を掘る。力仕事なんだ。おまえの筋肉、全部貸せよ。」
過去から脱却できずにいた仕事のない瑛介を巻き込んで一念発起する紘。炭焼き窯をもうひとつ作り、炭の生産量を増やす。それとは別に竹炭なども作り、営業し、新規の顧客開拓を目指すー。
「こんなこと、ひとりでやってきたのか」と紘の仕事ぶりを見て驚く瑛介。これまで感じたことのない張り合いを感じ始めた紘。そんな父を見る明の目にも、変化が現れかけ、それは何もかも順調に向かい始めているように見えていた・・・・。
2月15日(金)全国ロードショー
売れない漫画家・高畑寿々男は、酒とギャンブルに溺れる日々を送っていたが、ある日突然、交通事故であっさり死んでしまう。日ごろの行いから地獄行きかと思いきや、あの世の関所で「今までの愚かな行為を挽回してください」と、1ヶ月の執行猶予付きで家族のもとに戻される。ただし、“猫”として。トラ猫の姿で妻・奈津子と娘・実優のもとに戻った寿々男は、「トラさん」と名付けられて高畑家で飼われることに。再び、奈津子と実優との楽しい暮らしが始まる…はずだった。しかし、いつも明るい奈津子や実優が悩んでいる時、泣いている時、猫の姿では何もできない自分がもどかしく、また、奈津子や実優と過ごしてきた何気ない毎日がいかに幸せだったかということに改めて気付いたトラさんは、愛する家族のために何かを残したいと思い始める。残された時間はあとわずか。しかも、猫の姿で。トラさんが家族のためにおこす奇跡とは。
2月1日(金)全国ロードショー
全ての日本人に問う、『働く事』の正義とは?
「結果がすべて」そんな考え方が今なお続く会社が物語の舞台。
きっかけは社内で起きたパワハラ騒動だったが、そこに隠されたある謎が、会社員たちの人生、そして会社の存在をも揺るがすことに……。
働くことの「正義」とは? そして、守るべき信念とは何か?現代に生きる全ての日本人に捧ぐ、企業犯罪エンターテインメント ―― 映画『七つの会議』
主演は狂言界の至宝にして、俳優としても唯一無二の存在感を放つ、野村萬斎。捉えどころのない自由奔放な顔と、信念を貫く強い心を併せ持つ人物像、主人公・八角民夫(やすみたみお 通称「ハッカク」)に挑む。
2月1日(金)全国ロードショー
「余命1年、私の夢――恋がしたい。」
東京-フィンランドを舞台に描かれる、一生に一度、運命の恋。
余命を宣告された美雪の夢は2つ――1つは両親が出会った〈約束の地〉フィンランドでオーロラをみること。そしてもう1つは、人生で初めての恋をすること。ある日、ひったくりにあった美雪はガラス工芸家をめざす青年・悠輔に助けられる。悠輔が男手ひとつで兄弟を育てていること、そして働く店が危機になっていると知った美雪は、「私が出します、100万円。その代わり1ヶ月、私の恋人になってください」と、期間限定の恋を持ちかけて――。
かけがえのない出会いが、美雪に一生分の勇気をあたえて、悠輔の人生を鮮やかに彩っていく。東京と<約束の地>フィンランドを舞台に描かれる、一生に一度、運命の恋。
1月26日(土)全国ロードショー
明石幸次(阿部進之介)は、内部告発した父が自殺に追い込まれたのを機に実家に帰るが、家庭は崩壊寸前だった。 そんなとき、児童養護施設のオーナーの北村(安藤政信)が彼に救いの手を差し伸べる。 明石は、孤児を養う一方で子供を守るためなら罪を犯すのもやむを得ないという考えを持つ北村に魅了される。
『闇金ウシジマくん』シリーズやドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズなどの山田孝之がプロデュースし、脚本にも参加した人間ドラマ。
1月25日(金)全国ロードショー
『しあわせのぱん』『ぶどうのなみだ』に続く北海道映画シリーズ第三弾は、「チーズ「と「仲間」をテーマに描いたハートウォーミング・ムービー。
北海道せたなで暮らす亘理(わたる)と妻のこと絵と一人娘の潮莉(しおり)。彼は父親から引き継いだ海が見える牧場で牛を育てながらチーズ工房を営んでいる。しかしチーズ作りはまだまだで、厳しい師匠に怒られてばかり。そんな亘理には気の会う仲間たちがいて日々助け合いながらも楽しく過ごしていた。そこに東京からやって来た牧羊を営む若者・神戸も加わり、それぞれの生産する食材を持ち寄り「おいしい」を共にしていた。そんなある日、彼らの食材を目当てに札幌からやって来た、有名レストランのシェフによって自分たちの食材がさらにおいしくなることに感動し、この感動をもっと多くの人たちに届けたいと、仲間たちみんなで一日限りのレストランを開くことを目指す。