2024年5月3日(金・祝) 公開
何もいらない。頭の中に流れる音を、形にできればそれでいい。
そう思っていた清澄は、好きなこともやりたいこともなく、他人の「いいね」だけを追いかけてきた潮に出会う。
「寂しくって、あったかい」清澄の音楽に初めて心を震わせた潮は、たくさんの人にそれを届けたいと、SNSでバズらせる。
潮に導かれバンドを組んだ清澄が、仲間と音を創り出す喜びに目覚めた時、突然、潮が姿を消す。
心に開いた空洞に、どう対処していいか分からない清澄を、音楽はさらに新たな道へと導こうとしていた──。
カンテレ・フジテレビ系全国ネット 2024年4月15日(月)22:00スタート
「私はまだ医者なのだろうか―」 優秀な脳外科医だった川内ミヤビは、不慮の事故をきっかけに記憶障害に。寝て、翌朝起きたらすべてがリセットされてしまう。川内ミヤビ(杉咲花)は将来を嘱望された脳外科医だったが、一年半前、不慮の事故で脳を損傷。過去2年間の記憶がすっぽり抜け落ちているだけでなく、新しい記憶も1日以上留めておくことができないという重い記憶障害を患っている。誰と何を話し、何に喜び、何に悲しんだのか―。寝て、翌朝起きたら、すべてがリセットされてしまうのだ。そんな彼女に、いま許されている仕事は、看護師の補助的な仕事だけ。医療行為は一切できない。「私には今日しかない。今日できることを精一杯やろう」。そう決意したミヤビは、今日の出来事、会話の内容やその時の気持ちに至るまで、自分の毎日を日記に詳細に綴っていく。そして毎朝5時に起き、それらをすべて読み返し、記憶を補う。彼女は常にそうやって、新しい1日を始めていた。「私はまだ医者なのだろうか―」という葛藤にはフタをして。そんな中、ミヤビは、変り者の脳外科医・三瓶友治との出会いをきっかけに、再び脳外科医としての道を歩むことに。悩み・葛藤しながらも、医師として懸命に患者を救っていく。これは、ひとりの脳外科医<再生>の物語。
2024年4月12日(金)兵庫県先行・4月19日(金)全国公開
巨大な閘門“あまろっく”によって水害から守られている街・尼崎。理不尽なリストラで失業し、この街に戻ってきた39歳の近松優子はニートのような日々を送っていた。ある日、「人生に起こることはなんでも楽しまな」が口グセの能天気な父が突然、再婚すると言い出し、20歳の早希を連れてきた! 家族だんらんを夢見る早希と、自分よりずっと年下の“母”の登場に戸惑う優子の共同生活は噛み合うはずもなく、一家は騒動の連続。しかし、ある悲劇が近松家を襲い、優子はこれまでの人生を振り返り、家族の“本当の姿”に気づいていく。
TBS系 2024年4月9日(火)22:00スタート
ある事故で記憶喪失になった主人公・緒方まことが、手元に残された男性用の指輪を手掛かりに“恋の相手”と“本当の自分”を探していくラブコメミステリー。
記憶を失くし世界が”くるり”と変わってしまったまことの前に、指輪がぴたりとはまる年齢もタイプも異なる3人の男性が現れることで、謎が謎を呼ぶ恋の四角関係が幕を開ける。
果たしてこの中に運命の相手がいるのか…!?
2024年3月8日(金) 公開
兵庫の明石。
期待も未来もなく、単調な日々を過ごしていた若者・コウ(富田健太郎)の前に、地元で有名なバンドマン・ヒー兄(森山未來)が現れる。強引なヒー兄のペースに巻き込まれ、ヒー兄の弟・キラ(堀家一希)とバンドを組むことになったコウは、初めてできた仲間、バンドという居場所で人生の輝きを取り戻していった。ヤクザに目をつけられても怯まず、メジャーデビュー目前、彼女のるり姉(さとうほなみ)とも幸せそうだったヒー兄。その矢先、コウにとって憧れで圧倒的存在だったヒー兄との突然の別れが訪れる。
それから数年後、バンドも放棄してサラリーマンになっていたコウの前に、ヒー兄の幻影が現れて……。
2024年3月7日(木) 開幕
冬、夜が更けつつある頃。古いマンションを挟むようにY字になった二股の道があり、左には石段、右には細い路地が続いている。電話ボックス、自動販売機、ごみ集積所、放置自転車。何処にでもある片隅の光景に、一人、喪服の女が現れた。続いて石段の上からは中年男。互いをやり過ごした後、残った男は煙草に火をつけ、それをマンションの住人である中年女が見咎め、糾弾する。体調の悪そうな警官が現れ、中年女とのやりとりから、この町で連続放火事件が起きていることがわかる。さらには奇矯な言動の老人と、彼を庇護する様子の小柄な女、喪服の女のつれの男、マンションに住むキャバクラ勤めの若い女と彼女を追い回している様子の若くもない男という手近な関係以上には繋がるはずのない9人が、その夜、偶然Y字路の周辺で行き会った。そこに行かねばならない、居なければならない理由はきっと誰にもなかったのに。消防車のサイレンが聞こえてくる。夜空が明るくなるほどの火の手が上がり、町を赤く照らし出す。中年男は甲州街道を見出せるのか。彷徨う9人は夜の涯てを越え、朝に辿り着けるだろうか。
WOWOW 2024年3月1日(金)23:00スタート
厚生労働省の伏木あかり(松井愛莉)は、保健所での研修中に怪死事件に遭遇する。殺害された男性は“オキナガ”と呼ばれる不老不死の体質を持ち、特定の方法で殺されない限り死なない人間だった。後日、あかりはオキナガを管轄する夜間衛生管理課、通称“夜衛管”に配属され、上司の久保園幹也(光石研)とともに訪れた私設図書館「按察使文庫」で、見た目は18歳で実年齢は88歳のオキナガ、雪村魁(神山智洋)と出会う。魁の連絡係を務めることになったあかりは、魁とともに “オキナガ案件”と呼ばれるオキナガが関わる事件の捜査に当たることに。魁は個人的に12年に1度の未年ごとに60年間にわたり続いている連続殺人事件、通称“羊殺し”の犯人を追っているのだった――。
2024年2月8日(木) 開幕
とある美容室で開催されている社会人サークル。
そこでは、閉ざされた空間でのみ鬱屈した願望を満たすことを赦された人々が集っていた。
それは、「くすぐり、くすぐられる」ことで快楽を得るという癖。
その主催者である藤原(浜中文一)は、パートナー比嘉(山下リオ)との別れによって美容師として致命的なイップスを発症し、途方にくれていた。その最中、店の客であった山田(鳥越裕貴)から猛烈なアプローチを受ける。
山田の手助けによりオーナー松本(入江雅人)からのクビ宣告は回避した藤原だったが、
人間的なややこしさに満ち溢れたサークルメンバー、望まれない来訪者、外部からの風説がより藤原を追い詰めて行く。そして発覚する、裏切り行為。
疑心暗鬼と混迷を深めて行く人間たちの仮面パーティーの果て、藤原は誰とどんな顔をしているのか。
物語の結末は、いつだって悲劇的な喜劇だ。
カンテレ 2024年1月18日(木)深夜0:40スタート
3組それぞれの夫婦の結婚生活の果てにある夫婦の極限状態と夫への断罪をオムニバス形式で描く新感覚“アットホーム”復讐ドラマ!!
最低夫たちに対して我慢の限界を迎えた妻が立ち上がる! あらゆる手段を使って経済的、社会的に夫に復讐をしていく姿はまさに爽快! そして、その先にあるものは一体なんなのか!?
2024年1月12日(金) 開幕
樋野秋子は成城でセレブな生活を送る専業主婦。だが、夫の会社が倒産したため、働くことを決意する。勤め先に選んだのは、自宅から遠く離れたスーパー「フレッシュかねだ」。パートタイマーとして働く姿を近所の人に見られたくなかったのだ。しかし、そこは秋子の想像を超えたディストピア的世界だった。賞味期限の改ざんやリパック、商品のちょろまかし、いじめなど、あらゆる不正が横行している。正義感が強く世間知らずで他のスタッフから浮いてしまう秋子は、大手企業をリストラされ、この店で屈辱に耐えながら働く貫井と心を通わせるようになるが……
テレビ東京系 2024年1月11日(木) 深夜24:30スタート
ナース専門の結婚相談所「ナースのとも」代表・横山陽子(矢田亜希子)。元ナースで自身も長年の婚活を経験した過去を持つ陽子は、歯に衣着せぬ物言いで婚活迷子たちを次々に結婚に導くカリスマと呼ばれていた。医師との不倫がやめられない…ダメンズと別れられない…元カレが忘れられない…などなど、実らぬ恋に悩むナースが、“婚活界の神”によって結婚を手にするまでの軌跡を描く婚活物語。
2024年1月11日(木) 開幕
売れない若手俳優・桜井(望月歩)と伝説の殺し屋・コンドウ(少路勇介)、ひょんなことから二人の人生は入れ替わる。
記憶を失ったコンドウは雑誌ライターの香苗(秋元真夏)と出会い、桜井は裏社会の男(長谷川朝晴)から依頼された殺しの標的、綾子(鈴木杏樹)と接触する。
四人の運命は絡み合いやがて一本の線となり、思いもよらぬラストへと突き進む。
2024年1月5日(金) テアトル新宿ほか全国ロードショー
大阪。何をするにも不器用で人間関係も不得意な16歳のツチヤタカユキの生きがいは、「レジェンド」になるためにテレビの大喜利番組にネタを投稿すること。狂ったように毎日ネタを考え続けて6年——。自作のネタ100本を携えて訪れたお笑い劇場で、その才能が認められ、念願叶って作家見習いになる。しかし、笑いだけを追求し、他者と交わらずに常識から逸脱した行動をとり続けるツチヤは周囲から理解されず、志半ばで劇場を去ることに。
自暴自棄になりながらも笑いを諦め切れずに、ラジオ番組にネタを投稿する“ハガキ職人”として再起をかけると、次第に注目を集め、尊敬する芸人・西寺から声が掛かる。ツチヤは構成作家を目指し、上京を決意するが——。